エルモアットーレ（2017年生、母ヤマノラヴ）

エルモアットーレ（2017年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「『愛すべき』の意味を持つ人名より+役者(伊)。父名、母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時13歳）と交配したヤマノラヴが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者はチャンピオンズファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2020年のとりあえず坂本康太郎記念(一般C2十一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、チャンピオンズファームから「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場され、ノルマンディーファームによって1,620万円で落札された。

ノルマンディーオーナーズクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

大竹正博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

5月30日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

8月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のエメラルド賞（盛岡芝1700m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

11月1日、中8週で迎えた4戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るサツキワンチームを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、とりあえず坂本康太郎記念（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のウィシュワールドをアタマ差振り切って断トツ人気に応えた。

4歳（2021年）

4月17日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの三国特別（新潟芝1600m 外回り雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

5月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。