ベンリフォー（1987年生、母ヤマテツクイン）
Ven Lypheor
1987.05.06
ベンリフォー（1987年5月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のフアインポート（当時14歳）と交配したヤマテツクインが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）北島牧場。戦績は、中央平地29戦2勝2着1回、地方20戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。
経歴
デビュー前
日迫良一厩舎（栗東）へ入厩。
3歳（1990年）
2月3日、デビュー戦は栗田伸一騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るエナジーターフを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。
2月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳500万下のこぶし賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で栗田伸一騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く11着に敗れた。
3月3日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定4歳500万下の初雛賞（阪神芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で栗田伸一騎手（2戦1勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。
3月18日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で栗田伸一騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。
4月7日、中2週で迎えた5戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の君子蘭賞（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず11着に終わった。
6月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。
8月5日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。
8月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったファッションリングを3/4馬身捉え切れず2着となった。
9月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るララファイターを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。
9月15日、連闘で迎えた10戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。
10月28日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の壬生特別（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。
11月25日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の桃山特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に敗れた。
4歳（1991年）
1月12日、中6週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の八坂特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。
1月27日、中1週で迎えた14戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。
2月9日、中1週で迎えた15戦目は、合谷喜壮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。
3月3日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の鳥栖特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は田島信行騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。
10月6日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた17戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。
10月27日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。
11月10日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。
11月23日、中1週で迎えた20戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。
12月8日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。
12月21日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。
5歳（1992年）
3月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。
3月29日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。
4月11日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（7戦1勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。
5月2日、中2週で迎えた26戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の三条特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。
5月30日、中3週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。
6月27日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（8戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。
7月19日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は田島信行騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。
11月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた30戦目は、田口輝彦騎手を鞍上に迎えて、磨墨特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。
12月13日、中2週で迎えた31戦目は、師走特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田口輝彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。
12月29日、中1週で迎えた32戦目は、青木達彦騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。
6歳（1993年）
1月15日、中1週で迎えた33戦目は、迎春特別（笠松ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は田口輝彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。
1月26日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口輝彦騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。
2月11日、中1週で迎えた35戦目は、一般B2ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田口輝彦騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。
2月21日、中0週で迎えた36戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田口輝彦騎手（5戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。
3月7日、中1週で迎えた37戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で田口輝彦騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。
4月8日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた38戦目は、一般B2ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田口輝彦騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。
4月27日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた39戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田口輝彦騎手（8戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。
5月18日、中2週で迎えた40戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で田口輝彦騎手（9戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。
6月2日、中1週で迎えた41戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で田口輝彦騎手（10戦0勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。
6月18日、中1週で迎えた42戦目は、岡河まき子騎手を鞍上に迎えて、一般C1 C2（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。
7月7日、中2週で迎えた43戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は田口輝彦騎手（11戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。
7月26日、中2週で迎えた44戦目は、一般C1ハ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田口輝彦騎手（12戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。
8月12日、中1週で迎えた45戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田口輝彦騎手（13戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。
8月30日、中2週で迎えた46戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡河まき子騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。
9月13日、中1週で迎えた47戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田口輝彦騎手（14戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。
10月4日、中2週で迎えた48戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡河まき子騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。
10月26日、中2週で迎えた49戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡河まき子騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。