ウインシュールマン（2006年生、母ジュリアビコー）

ウインシュールマン（2006年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋必ず（仏）」。毛色は青毛。種牡馬のウインマーベラス（当時9歳）と交配したジュリアビコーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）村上欽哉牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額1,400万円（3.5万×400口）で一口馬主が募集された。

森秀行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2009年）

3月8日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

3月29日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したジャミールを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月9日、中2週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったサクラメガスターに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月24日、中1週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキャンドゥイットに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2010年）

5月16日、約12か月の休み明けで迎えた6戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヒビケジンダイコにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ウィリアムズ騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のゴールドスパークルをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

6月19日、中1週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八甲田山特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月25日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5歳（2011年）

10月9日、約14か月半の休み明けで迎えた10戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2012年）

1月15日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の呼子特別（小倉芝2600m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、最後はタキオンコウショウと並んで4着同着となった。

1月22日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.デムーロ騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったバンダムラディウスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

2月12日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の牧園特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

4月22日、中1週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の燧ヶ岳特別（福島芝2600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5月20日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入った。

6月16日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 雨/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。