ヴィアダクト（2021年生、母トゥールエッフェル）

ヴィアダクト（2021年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「高架橋、架橋。エッフェルが多く手がけた建造物」。毛色は芦毛。種牡馬のドレフォン（当時8歳）と交配したトゥールエッフェルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2023年の2歳未勝利(未勝利)。

経歴

デビュー前

吉村圭司厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

10月29日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー京都（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は536kg。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、パシアンジャンに交わされて3馬身半差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月16日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマートレザルトに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2024年）

1月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、J.モレイラ騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月10日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦1勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に敗れた。

9月28日、中6週で迎えた7戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に敗れた。

12月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

4歳（2025年）

1月13日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

2月18日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月2日、中1週で迎えた11戦目は、えひめぼっちゃん特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた12戦目は、俺たちのYOZA特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で妹尾浩一朗騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた14戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、ぼくと恐竜特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた16戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた17戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のガレージドライブに約13馬身の大差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

6月14日、中1週で迎えた18戦目は、入梅特別（高知ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（1戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた19戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた21戦目は、近藤翔月騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1600m 曇/重）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

9月6日、中5週で迎えた22戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は上田将司騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎雅由騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた25戦目は、城野慈尚騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた26戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノオリオンに4馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

11月16日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は上田将司騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1-7（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎雅由騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオセアトップガンに8馬身の差をつけて4勝目を収める