イシノディグニティ（2000年生、母キク）

イシノディグニティ（2000年3月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋品位、貫禄」。毛色は栗毛。種牡馬のラムタラ（当時8歳）と交配したキクが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は里深牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方18戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年のアイビー特別。

経歴

デビュー前

武井栄一厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2002年）

7月12日、デビュー戦は甲斐年光騎手を鞍上に据えて、2歳（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。馬体重は483kg。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で甲斐年光騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で甲斐年光騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のジャパンミレニアムを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

9月8日、中3週で迎えた4戦目は、2歳戦の新星特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で甲斐年光騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスギノワンダーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月6日、中3週で迎えた5戦目は、2歳戦のアイビー特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で甲斐年光騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のカネショウアカギに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月21日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンの若武者賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で甲斐年光騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

11月15日、中3週で迎えた7戦目は、2歳ハンデ地方重賞の鎌倉記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で甲斐年光騎手（6戦2勝）。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた8戦目は、2歳戦の若鷹特別（浦和ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で甲斐年光騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のニドクリライデンに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月5日、連闘で迎えた9戦目は、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で甲斐年光騎手（8戦3勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

3歳（2003年）

1月2日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で甲斐年光騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦の若駒特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で甲斐年光騎手（10戦3勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた12戦目は、3歳戦のうぐいす特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で甲斐年光騎手（11戦3勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で甲斐年光騎手（12戦3勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

5月23日、中9週で迎えた14戦目は、3歳戦の菖蒲特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で甲斐年光騎手（13戦3勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月16日、中2週で迎えた15戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で甲斐年光騎手（14戦3勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたトライアンフトーチ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

7月2日、中1週で迎えた16戦目は、3歳戦の合歓特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で甲斐年光騎手（15戦3勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた17戦目は、夏雲特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で甲斐年光騎手（16戦3勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月18日、中3週で迎えた18戦目は、綺羅星特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は18戦連続で甲斐年光騎手（17戦3勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4歳（2004年）

1月11日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた20戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

9月18日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

10月23日、中4週で迎えた22戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5歳（2005年）

1月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

3月13日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた25戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。