アイスブラッサム（2012年生、母チョウカイクリス）

アイスブラッサム（2012年2月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「氷の花。母父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時20歳）と交配したチョウカイクリスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の一般C3九。

経歴

デビュー前

2歳のとき、バンブー牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、今中俊平によって540万円で落札された。

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

11月24日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

3歳（2015年）

2月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

4月18日、中9週で迎えた3戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

5月17日、中3週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

7月18日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月15日、中3週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2016年）

6月27日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から40kg増やして迎えた7戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のセユウオージャを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

7月12日、中1週で迎えた8戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた9戦目は、一般C3八九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中野省吾騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた10戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十（大井ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月20日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で横川怜央騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたパープルジェイド決め手に屈してクビ差の2着となった。

10月12日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で横川怜央騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。