キリシマミズキ（1988年生、母ケンテルアベイ）

キリシマミズキ（1988年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザリー（当時16歳）と交配したケンテルアベイが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小林和義。戦績は、中央平地34戦3勝2着6回、地方10戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

1月27日、デビュー戦は加用正騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加用正騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

5月11日、中9週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

6月16日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた7戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で四位洋文騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したスピードナポリにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で四位洋文騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で四位洋文騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったグリンデルヴァリーにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

9月8日、中1週で迎えた11戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた12戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（函館ダート1700m 晴/不良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るドレッシングルームを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って待望の初勝利を挙げた。

12月22日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は四位洋文騎手（8戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したハクサンギショウを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4歳（1992年）

1月19日、中3週で迎えた14戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のミスターヤマヒサをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月1日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた16戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月29日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたワンダーサンワード決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったキタシバサンダーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月29日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は四位洋文騎手（9戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（10戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の加古川特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（11戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

8月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた24戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月1日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（12戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた26戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村山明騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したリュウセイホマレにハナ差届かず2着に甘んじた。

12月19日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（13戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイブキノウンカイを豪快な末脚で3/4馬身差し切って3勝目を挙げた。

5歳（1993年）

1月10日、中2週で迎えた29戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（14戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

2月14日、中4週で迎えた30戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（15戦1勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で四位洋文騎手（16戦1勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

4月17日、中6週で迎えた32戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた33戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は四位洋文騎手（17戦1勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

11月14日、約6か月の休み明けで迎えた35戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1900m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた36戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた37戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6歳（1994年）

1月4日、中1週で迎えた38戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月11日、中4週で迎えた39戦目は、米田弘一騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた40戦目は、一般A（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた41戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は米田弘一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジアンバーワンから2馬身差の2着となった。

3月27日、中1週で迎えた42戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で米田弘一騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた43戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のマスコットリオンに3/4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月3日、中2週で迎えた44戦目は、井上尊紀騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。