ジーティーアダマン（2022年生、母カウニスクッカ）

G T Adamant

2022.03.15

ジーティーアダマン（2022年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「屋号+確固たる(仏)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時15歳）と交配したカウニスクッカが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はオリオンファーム。2025年のすみれステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、オリオンファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、田畑利彦によって1,870万円で落札された。

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2025年）

1月5日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリバーバレイトに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3月1日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミラージュナイトに1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

4月20日、中6週で迎えた3戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は勢いを失って14着に終わった。

9月15日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳G2のセントライト記念（中山芝2200m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

10月26日、中5週で迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り 小雨/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて18着に終わった。