ブラボーリリック（2013年生、母ブラボージャングル）

ブラボーリリック（2013年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋抒情的な」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時15歳）と交配したブラボージャングルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。主な勝ち鞍は2016年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

牧浦充徳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2015年）

10月24日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。18頭立ての9番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

3歳（2016年）

1月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月6日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた4戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイショウアケボノを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月7日、中6週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた7戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

6月26日、中3週で迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

9月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月18日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着を確保した。

4歳（2017年）

1月22日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

1月29日、連闘で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に敗れた。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

4月22日、連闘で迎えた14戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。

6月4日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、短夜特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた16戦目は、サギソウ賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、コスモツケマにクビ差交わされて2着となった。

7月17日、中1週で迎えた17戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR佐賀第2戦（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた18戦目は、コマドリ賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ケモノタイプに半馬身交わされて2着となった。

8月12日、中1週で迎えた19戦目は、地方重賞の新涼賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

9月24日、中5週で迎えた20戦目は、札幌馬主協会来場記念（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた21戦目は、寒露賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミトノリバーを目の覚めるような末脚で半馬身差し切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた22戦目は、紅葉特別（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた23戦目は、初冬特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた24戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、的場文男レジェンドカップ（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた25戦目は、水仙特別（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（8戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5歳（2018年）

1月2日、中1週で迎えた26戦目は、新春特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり4着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた27戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第2戦）（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って8着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた28戦目は、オッズパーク杯（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして、最後は2着のパイロットをハナ差振り切って優勝

2月20日、中1週で迎えた29戦目は、福寿草特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（10戦2勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた30戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の春望賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた31戦目は、アネモネ特別（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（11戦2勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた32戦目は、春陽特別（佐賀ダート1750m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（12戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた33戦目は、スイートピー特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（13戦2勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。