ジークカイザー（1985年生、母ローズミラー）

ジークカイザー（1985年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は芦毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時13歳）と交配したローズミラーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は濱田牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着1回、地方29戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1989年のアルタイル(B2-1)。

経歴

デビュー前

高橋英夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

2月6日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で中舘英二騎手（6戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で中舘英二騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったフジノリュウジンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

6月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で中舘英二騎手（8戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた10戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

8月14日、中5週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（9戦0勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた12戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（10戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月11日、中1週で迎えた13戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（11戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

10月1日、中2週で迎えた14戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（12戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた15戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた16戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

12月27日、中7週で迎えた17戦目は、早田秀治騎手を鞍上に迎えて、一般C3六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

4歳（1989年）

1月13日、中1週で迎えた18戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C4三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた19戦目は、笈川圭市騎手を鞍上に迎えて、一般C4三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月10日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、吉井敏雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月24日、中1週で迎えた21戦目は、安部竜司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。9着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、山元久巳騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上B3（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた24戦目は、アルデバラン（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は山元久巳騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上B3（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は安部竜司騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のヘルストライバルに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月3日、中1週で迎えた26戦目は、アルタイル（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のダイシンカガヤキに1馬身の差をつけて優勝

7月16日、中1週で迎えた27戦目は、レグルス（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（3戦2勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月24日、中9週で迎えた28戦目は、4歳以上B2（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘルストライバルから1馬身差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた29戦目は、井樋一也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のダイヤイツキに3/4馬身の差をつけて雨中の一戦を制した。

10月22日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は安部竜司騎手（5戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月3日、中1週で迎えた31戦目は、レグルス（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉井敏雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた32戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は安部竜司騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は井樋一也騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（7戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（1990年）

4月15日、約4か月の休み明けで迎えた35戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は山元久巳騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったシローフアーストから半馬身差の2着となった。

5月6日、連闘で迎えた37戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は安部竜司騎手（9戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったナスノキヤプテンから1馬身半差の2着となった。

5月20日、中1週で迎えた38戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（10戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月26日、約6か月半の休養明けで迎えた39戦目は、山下誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

12月10日、中1週で迎えた40戦目は、4歳以上B2（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は山元久巳騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

6歳（1991年）

4月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた41戦目は、シリウス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は安部竜司騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のリバーアツプガールに4馬身の差をつけて休み明けの一戦を物にした。

4月23日、連闘で迎えた42戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部竜司騎手（12戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた43戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部竜司騎手（13戦3勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた44戦目は、4歳以上B3（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部竜司騎手（14戦3勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったリスクキャッスルから3/4馬身差の2着となった。

6月3日、中1週で迎えた45戦目は、4歳以上B3（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で安部竜司騎手（15戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。