ドリームスピリット（2015年生、母ティーアイディップ）

ドリームスピリット（2015年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「夢+精神」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時6歳）と交配したティーアイディップが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は中村俊紀。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月29日、デビュー戦は武藤雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

11月18日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

12月10日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

3歳（2018年）

1月13日、中4週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

4月22日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったゼーゲンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月20日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアルビオリクスをクビ差振り切って初白星を挙げた。

7月7日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の開成山特別（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったオジュウチョウサンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月10日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、抜け出したレッドヴァールにハナ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2019年）

1月20日、中6週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

2月16日、中3週で迎えた12戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るミレフォリウムを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月14日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの北海ハンデキャップ（函館芝2600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は武藤雅騎手（5戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったポンデザールを半馬身捉え切れず2着となった。

8月17日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

11月17日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（6戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月1日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（7戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚勢が衰えて5着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

5歳（2020年）

2月1日、中5週で迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2月23日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上2勝クラスの熊野特別（中京芝2200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

5月16日、中6週で迎えた21戦目は、4歳以上2勝クラスの赤倉特別（新潟芝2000m 外回り雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で菱田裕二騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた22戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの青嵐賞（東京芝2400m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたセントレオナード決め手に屈してクビ差の2着となった。

6月20日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（8戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

11月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はタレてしまい11着に終わった。

12月27日、中4週で迎えた25戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6歳（2021年）

1月16日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（9戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

5月2日、約3か月半の休養明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

5月30日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラスの青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のベスビアナイトをクビ差振り切って久々に美酒を浴びた。

10月10日、約3か月半の休養明けで迎えた30戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。