スリーダイヤスノー（2000年生、母ダイヤモンドスノー）

スリーダイヤスノー（2000年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時17歳）と交配したダイヤモンドスノーが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、競優牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、永井商事によって1,050万円で落札された。

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

12月7日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。馬体重は488kg。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったギャラントアローに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

12月21日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（阪神芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

3歳（2003年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に敗れた。

1月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月9日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月13日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた7戦目は、柴原央明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

8月30日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。

9月20日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエイシンカンフーを猛烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2004年）

7月25日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

8月15日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた11戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に終わった。