テーオーレイチェル（2010年生、母ナイキフェイバー）

テーオーレイチェル（2010年4月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は芦毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時9歳）と交配したナイキフェイバーが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地28戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台コーポレーションから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、小笹公也によって1,365万円で落札された。

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

9月9日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

11月4日、中7週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1200m 雨/稍重）に出走。17頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のミニをクビ差振り切って未勝利戦を制した。

3歳（2013年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3月24日、中5週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り雨/良）に出走。17頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

7月7日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

9月14日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオビーディエントに2馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

10月26日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、シルヴァーグレイスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2014年）

1月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

2月23日、中5週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

6月22日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

8月17日、中7週で迎えた16戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の千歳特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

9月6日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

10月18日、中5週で迎えた19戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

5歳（2015年）

2月28日、約4か月半の休養明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は菱田裕二騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月28日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったタガノビーンズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月19日、中2週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のヒデノヒロインに3馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

7月26日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（5戦2勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

10月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた26戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

12月19日、中7週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

6歳（2016年）

1月24日、中4週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。