エイシンウェルズ（2015年生、母エーシンスペリアー）

エイシンウェルズ（2015年3月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋泉、井戸」。毛色は栗毛。種牡馬のローエングリン（当時16歳）と交配したエーシンスペリアーが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は多田善弘。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

奥村豊厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

10月22日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 雨/重）に出走。馬体重は440kg。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、グリエルマに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月23日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3歳（2018年）

4月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

7月8日、中8週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1400m 曇/重）に出走。18頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが甘くなり、6着に終わった。

8月25日、中6週で迎えた7戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

10月3日、中5週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（4戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルデリジェントに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月26日、中2週で迎えた13戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

4歳（2019年）

1月3日、連闘で迎えた14戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、兵庫リーディングジョッキーズカップ第4（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた15戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサルバドールサクラに4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月10日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月31日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上C3（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい9着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた18戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3（園田ダート1230m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のスタンシアに1馬身1/4の差をつけて優勝

6月26日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた20戦目は、松木大地騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。