ハルピュイア（2009年生、母ラルーナピエナ）

ハルピュイア（2009年4月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ギリシャ神話に登場する女面鳥身の伝説の生物」。毛色は芦毛。種牡馬のフォーティナイナーズサン（当時8歳）と交配したラルーナピエナが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ミルファーム。戦績は、中央平地17戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

畠山重則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

6月18日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。馬体重は448kg。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

9月10日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

10月23日、中5週で迎えた7戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた8戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた9戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/重）に出走。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3歳（2012年）

3月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3月18日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、3着に入った。

4月8日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

4月14日、連闘で迎えた14戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったリバティーアゲインに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月6日、中2週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

6月23日、中6週で迎えた16戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた17戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 雨/不良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。