スリーシャーペン（2017年生、母シャーペンセンス）

スリーシャーペン（2017年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキズナ（当時7歳）と交配したシャーペンセンスが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。主な勝ち鞍は2021年の矢作古川特別(一般C13)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中神牧場から「北海道サマープレミアムセールサラブレッド1歳」に上場され、永井商事によって2,268万円で落札された。

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

12月8日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

3歳（2020年）

1月6日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

1月26日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5月10日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高倉稜騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた5戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は一杯になって13着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に敗れた。

4歳（2021年）

2月9日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた8戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るマシェリイを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初勝利を挙げた。

2月24日、中1週で迎えた9戦目は、矢作古川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウオウガルーダを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

3月10日、中1週で迎えた10戦目は、善太川特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったセイオーキッドに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月24日、中1週で迎えた11戦目は、五条川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったセイオーキッドに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

4月21日、中3週で迎えた12戦目は、山崎川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したライトニングレイを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

5月5日、中1週で迎えた13戦目は、ひな・きんた飛躍の年記念（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（5戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のジュエリーボックスに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2021年5月7日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

8月14日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は高倉稜騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

9月11日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高倉稜騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた17戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（7戦0勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

5歳（2022年）

3月27日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は富田暁騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

2022年4月14日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。