ヤルーデンス（2009年生、母フジムスメ）

ヤルーデンス（2009年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「かけ声＋遊び（ラテン語）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時10歳）と交配したフジムスメが11歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（株）タツヤファーム。戦績は、中央平地4戦0勝、地方8戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2012年の黄金道路賞(一般C4-2)。

経歴

デビュー前

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

11月5日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず12着に敗れた。

3歳（2012年）

3月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

4月18日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、3歳戦の金剛山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月30日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた4戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、グッドラスベガスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月18日、中2週で迎えた5戦目は、一般C4-5（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩橋勇二騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルモントビジュに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、でレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バンマリーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた7戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1000m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユキノセリーヌに8馬身の差をつけて制した。

10月31日、中1週で迎えた8戦目は、黄金道路賞（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のハーモニアスに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

11月13日、中1週で迎えた9戦目は、雪印ストリングチーズ賞（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2013年）

4月14日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

6月16日、中8週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

8月10日、中7週で迎えた12戦目は、石本純也騎手を鞍上に迎えて、一般C3-6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のオースマートに2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。