ジルベールバローズ（2018年生、母フレンチカクタス）

ジルベールバローズ（2018年4月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「フランス語圏の男性名+冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時10歳）と交配したフレンチカクタスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は服部牧場。主な勝ち鞍は2021年の一般C2一。

経歴

デビュー前

渡辺薫彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

2月21日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は524kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったウインリブルマンに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月29日、中8週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は角田大和騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月4日、連闘で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（3戦0勝）。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

11月3日、中8週で迎えた8戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2四五六（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた11戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハリウッドルビーを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2022年）

8月19日、約8か月の休養明けで迎えた12戦目は、ミッドサマー特別（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月19日、中3週で迎えた13戦目は、みなみのうお座特別（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって8着に敗れた。