フォージドスチール（2006年生、母ビツキーロイヤル）

フォージドスチール（2006年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋はがね、鋼鉄」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時11歳）と交配したビツキーロイヤルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、宮内牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」と「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。1歳のとき、宮内牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,260万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、三登によって1,155万円で落札された。

佐藤全弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月6日、デビュー戦は高山太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

7月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したショウナンサミットを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（2戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、5着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 雨/良）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

11月16日、中4週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は高山太郎騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦したが、6着に終わった。

3歳（2009年）

1月11日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で高山太郎騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒカルプリンスを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

2月15日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高山太郎騎手（5戦1勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で高山太郎騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高山太郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4歳（2010年）

1月16日、約9か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で高山太郎騎手（8戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で高山太郎騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に敗れた。

2月28日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/不良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

3月13日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

4月3日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

4月25日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の燧ヶ岳特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。