ハギノオムイデアル（2016年生、母ハギノクィーン）

ハギノオムイデアル（2016年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋理想の男性（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時18歳）と交配したハギノクィーンが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田牧場。主な勝ち鞍は2018年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月17日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったクリソベリルに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月22日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のベイズンストリートを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2019年）

2月10日、中6週で迎えた3戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

7月21日、約5か月半の休み明けで迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

8月11日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスのニセコ特別（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

10月5日、中5週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

10月27日、中2週で迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

4歳（2020年）

3月8日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

4月18日、中5週で迎えた10戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた11戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったベルジュネスにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

6月6日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に敗れた。