スーパーブーン（1986年生、母パワーフイルモン）

スーパーブーン（1986年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダイアトム（当時24歳）と交配したパワーフイルモンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は米田猛。戦績は、中央平地20戦2勝2着3回、地方14戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の二王子特別(500万下)。

経歴

デビュー前

矢倉玉男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

3月5日、デビュー戦は出口明見騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

3月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口明見騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のナミコヒロインをハナ差振り切って未勝利戦を制した。

4月23日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で的場均騎手（2戦1勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

10月22日、約5か月半の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したカミノヤシマを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

11月4日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で的場均騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で的場均騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず11着に敗れた。

4歳（1990年）

6月30日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、徳吉一己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

7月22日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で徳吉一己騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

5歳（1991年）

3月9日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、玉ノ井健志騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で玉ノ井健志騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた13戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下の二王子特別（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトロナスキーをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

5月12日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下の松浜特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本間忍騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったコメモラカントリーにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

6月8日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本間忍騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月15日、連闘で迎えた17戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島芝2600m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

7月13日、中3週で迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り小雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったマーキーソロンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月3日、中2週で迎えた19戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の越路特別（新潟芝1600m 外回り曇/不良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

8月24日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

6歳（1992年）

2月9日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、水久保敏美騎手を鞍上に迎えて、立春特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた22戦目は、ブラッドストーン特別（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水久保敏美騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた23戦目は、富士見特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水久保敏美騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヤシーマからクビ差の2着となった。

4月11日、中1週で迎えた24戦目は、一般C1四（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で水久保敏美騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月6日、中3週で迎えた25戦目は、立夏特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で水久保敏美騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた26戦目は、一般C1五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で水久保敏美騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月22日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1六（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で水久保敏美騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた28戦目は、鈴木淳騎手を鞍上に迎えて、ひまわり特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた29戦目は、大山特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は水久保敏美騎手（7戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2一二（船橋ダート1400m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木淳騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月12日、中0週で迎えた31戦目は、夕涼み特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木淳騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた32戦目は、かもめ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木淳騎手（3戦0勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた33戦目は、稲毛特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木淳騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月12日、中5週で迎えた34戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、神無月特別（上山ダート1700m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。