ウインヴォラーレ（2013年生、母コスモチェーロ）

ウインヴォラーレ（2013年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋飛ぶ（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時19歳）と交配したコスモチェーロが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）コスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2017年の陣馬特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

ウインレーシングクラブにて総額3,000万円（7.5万×400口）で一口馬主が募集された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2015年）

11月21日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず4着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3歳（2016年）

1月30日、中5週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入った。

2月13日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、マイネルクラフトに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のシャインブライトを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月7日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松岡正海騎手（5戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のシャインブライトに1馬身半の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

8月20日、中1週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で松岡正海騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

9月24日、中4週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松岡正海騎手（7戦2勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

11月5日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の南武特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松岡正海騎手（8戦2勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。端を取り切り、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で松岡正海騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい7着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で松岡正海騎手（10戦2勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

4歳（2017年）

1月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松岡正海騎手（11戦2勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

3月5日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で松岡正海騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

4月2日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で松岡正海騎手（13戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

4月30日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で松岡正海騎手（14戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサウンドメモリーを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

7月29日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた16戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌日刊スポーツ杯（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったリッジマンに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月23日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の九十九里特別（中山芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は松岡正海騎手（15戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、マイネルヴンシュにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月7日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の本栖湖特別（東京芝2400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（16戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたネイチャーレット決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月24日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（17戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたフェイズベロシティ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

5歳（2018年）

1月21日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（18戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月3日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（19戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。