マルターズマラード（2000年生、母Seeking Triones）

マルターズマラード（2000年4月16日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋真鴨」。毛色は栗毛。種牡馬のサザンヘイロー（当時17歳）と交配したSeeking Trionesが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、中央障害3戦0勝、地方4戦3勝。主な勝ち鞍は2005年のJBCカウントダウン45(一般B1 B2)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

10月6日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ダイワアーバインに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2003年）

11月2日、約13か月の休養明けで迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋保特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

11月8日、連闘で迎えた3戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

12月29日、中6週で迎えた4戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、一般C3ニ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のエースアンドエースに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2004年）

2月15日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた5戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

4月22日、中5週で迎えた7戦目は、中央条件交流花見特別（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた8戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月20日、中4週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた12戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

8月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月11日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5歳（2005年）

1月8日、中3週で迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

5月14日、約4か月の休み明けで迎えた16戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた17戦目は、蓑島靖典騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月31日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で14番ゲートからスタート。16着に終わった。

9月5日、中4週で迎えた20戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコレクトアンサーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久々に白星を挙げた。

9月19日、中1週で迎えた21戦目は、JBCカウントダウン45（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原勲騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のコウヨウロマンスに4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。