ソーエームテキ（1988年生、母トキワアイゼン）
Soei Muteki
1988.05.10
ソーエームテキ（1988年5月10日）は、日本の競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のコトノアサブキ（当時13歳）と交配したトキワアイゼンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はマル良牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回、地方7戦2勝2着2回。1991年のNHK杯(G2)で3着に入った他、1990年の京都3歳ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。
2歳（1990年）
5月24日、デビュー戦は井上俊彦騎手を鞍上に据えて、3歳（帯広ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は475kg。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったナスノホシジョーから3馬身差の2着に敗北した。
6月13日、中2週で迎えた2戦目は、広森久雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（岩見沢ダート900m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のローズブロッサムに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
7月17日、中4週で迎えた3戦目は、3歳（岩見沢ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で広森久雄騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトロピカルギャルに3馬身の差をつけて優勝
8月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で広森久雄騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月5日、中2週で迎えた5戦目は、米川昇騎手を鞍上に迎えて、3歳（札幌(地)ダート1100m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。
9月18日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のオアシス特別（札幌(地)ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で米川昇騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。
9月27日、連闘で迎えた7戦目は、2歳戦のジュニアカップ（札幌(地)ダート1100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で米川昇騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったナスノホシジョーから5馬身差の2着となった。
11月18日、中6週で迎えた8戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のゴールドストリートをアタマ差振り切って3勝目を収める
3歳（1991年）
5月4日、約5か月半の休み明けで迎えた9戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。
5月26日、中2週で迎えた10戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦0勝）。20頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、5着に終わった。
4歳（1992年）
5月3日、約11か月半の休養明けで迎えた11戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、メルボルントロフィー（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。
5月17日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデG3の京阪杯（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に敗れた。
11月8日、約6か月の休み明けで迎えた13戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したラッキーシンエイを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。
11月29日、中2週で迎えた14戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の醍醐特別（京都芝1800m 外回り 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。
12月20日、中2週で迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/稍重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。
5歳（1993年）
1月6日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はタレてしまい14着に敗れた。
1月31日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の紫川特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のモンテヤシマをハナ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。
6歳（1994年）
1月8日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、5歳以上900万下の戎橋特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。
2月5日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の湯村特別（阪神芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。
2月19日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の逢山峡特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。
3月6日、中1週で迎えた21戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のハギノリアルキングに3馬身の差をつけて5勝目を奪取した。
3月27日、中2週で迎えた22戦目は、難波ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。
12月11日、約8か月半の休養明けで迎えた23戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（3戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。