メイショウソテツ（2016年生、母メイショウナナボシ）

メイショウソテツ（2016年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+蘇鉄」。毛色は青毛。種牡馬のアイルハヴアナザー（当時7歳）と交配したメイショウナナボシが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。主な勝ち鞍は2020年の浦佐特別(2勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

岡田稲男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

9月2日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタイセイスキャットを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

11月17日、中7週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のもちの木賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月16日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3歳（2019年）

1月6日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

5月19日、約4か月半の休み明けで迎えた6戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの鳳雛ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

9月14日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

11月23日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

4歳（2020年）

4月18日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、勝ったナイルデルタにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のキングリスティアに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

8月16日、約3か月の休養明けで迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの浦佐特別（新潟ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のショウナンマリオに2馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

9月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。最後は脚色が鈍り16着に敗れた。

11月14日、中7週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた17戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの堺ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

5歳（2021年）

3月28日、約3か月半の休み明けで迎えた18戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの鈴鹿ステークス（中京ダート1900m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた19戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの下総ステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

5月30日、中5週で迎えた20戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月10日、中5週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2021年8月19日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。