コスモフィネス（2022年生、母ファインビンテージ）

コスモフィネス（2022年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+ワインを賞賛する用語」。毛色は芦毛。種牡馬のウインブライト（当時8歳）と交配したファインビンテージが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井昭二牧場。主な勝ち鞍は2025年の3歳。

経歴

デビュー前

黒岩陽一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

7月6日、デビュー戦は野中悠太郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は412kg。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

10月27日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

3歳（2025年）

1月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

3月5日、中4週で迎えた5戦目は、東川慎騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では生来の闘争本能でどうにかこうにかゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

3月21日、中1週で迎えた6戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったコパノマデリンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして、最後は2着のトーセンアシュリーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

4月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で深澤杏花騎手（2戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で深澤杏花騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコパノマデリンに1馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

5月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦の美江寺宿特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で深澤杏花騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

6月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳戦の鵜鮎賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で深澤杏花騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に終わった。

6月12日、中0週で迎えた12戦目は、3歳戦の飛騨川賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で深澤杏花騎手（6戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

8月11日、中8週で迎えた13戦目は、3歳戦の蛍光賞（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で深澤杏花騎手（7戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた14戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

デビュー前

柴田高志厩舎（笠松）へ入厩。

9月10日、デビュー戦は深澤杏花騎手を鞍上に据えて、3歳戦の細久手宿特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番ゲートからスタート。出走取消となった。

9月25日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の秋彼岸賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（8戦2勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコーシューパンジャに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（9戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、ジョリーメモリーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月24日、中1週で迎えた17戦目は、にしの日仁志乃記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で深澤杏花騎手（10戦3勝）。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で深澤杏花騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、ヒカルノキミに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、楓葉賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で深澤杏花騎手（12戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月3日、中1週で迎えた20戦目は、Honey☆Rush1st杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で深澤杏花騎手（13戦3勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は力尽きて8着に終わった。