ファンタジーゲート（2006年生、母ヒシバイタル）

ファンタジーゲート（2006年2月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夢の扉」。毛色は栃栗毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時12歳）と交配したヒシバイタルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方17戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2六七。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月16日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。馬体重は460kg。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったツクバタイヨウにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

12月20日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3歳（2009年）

2月14日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月11日、中7週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

6月20日、中9週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

8月9日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて16着に終わった。

4歳（2010年）

2月2日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月2日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた9戦目は、一般C2六（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた11戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた12戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

5月18日、中3週で迎えた13戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったエアベルヴューに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2五六七（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、3着に入った。

6月27日、中3週で迎えた15戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

7月27日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るグレイスレイラを圧倒的な末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

9月15日、中6週で迎えた17戦目は、週刊女性賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

5歳（2011年）

3月10日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に敗れた。

4月20日、中5週で迎えた19戦目は、一般C2十二（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2十一（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、バーナスコーニに3/4馬身交わされて2着となった。

6月29日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

9月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた24戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフラッグハンターに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。