エルデスペラード（2019年生、母シェリトリンド）

エルデスペラード（2019年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ならず者。逞しく勝ち抜いて欲しいという思いを込めて」。毛色は青鹿毛。種牡馬のバゴ（当時18歳）と交配したシェリトリンドが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上進治。主な勝ち鞍は2022年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

京都サラブレッドクラブにて総額600万円（1.2万×500口）で一口馬主が募集された。

橋口慎介厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

2月13日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のテイエムサンボーイに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月12日、中3週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラスのゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

7月2日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 曇/重）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

7月31日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラスの積丹特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

4歳（2023年）

1月22日、約6か月の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

2月4日、中1週で迎えた6戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1900m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4月8日、中8週で迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

9月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月30日、中2週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。11着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

11月19日、中2週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田村太雅騎手（3戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月28日、中5週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村太雅騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5歳（2024年）

4月14日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3 15（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた15戦目は、りさママ生誕記念特別（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村卓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた16戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた17戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はレブロンと並んで2着同着となった。

7月6日、中5週で迎えた18戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3 11（高知ダート800m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた19戦目は、つんさんお誕生日特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。