メッサーシュミット（2005年生、母アバンダンメント）

メッサーシュミット（2005年4月10日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ドイツの戦闘機名」。毛色は鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時7歳）と交配したアバンダンメントが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は（有）釘田ファーム。戦績は、中央平地14戦2勝、地方8戦0勝。2007年のひまわり賞(オープン)に勝利した他、2007年のフェニックス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

7月16日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は462kg。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のハンターキリシマに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月25日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取り、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のハンターキリシマを3/4馬身振り切って圧倒的人気に応えた。

9月29日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた5戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの福島2歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた6戦目は、2歳Jpn2の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は和田竜二騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

12月15日、中3週で迎えた7戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのさざんかステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3歳（2008年）

6月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では脚を伸ばせず18着に終わった。

7月12日、中2週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のテレビユー福島賞（福島芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に終わった。

9月6日、中7週で迎えた10戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の佐世保ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚にキレが無く18着に終わった。

4歳（2009年）

8月22日、約11か月半の休み明けで迎えた11戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のマレーシアカップ（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた12戦目は、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は和田竜二騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた13戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の仲秋特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

5歳（2010年）

5月23日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた14戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1200m 雨/不良）に出走。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

6月27日、中4週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の阪神ドリームプレミアム（阪神芝1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

8月7日、中5週で迎えた16戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり18着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた17戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。3着に入った。

10月8日、中5週で馬体重を前走から31kg増やして迎えた18戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、ドラマティックナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた19戦目は、サンクスナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた20戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、ベテルギウス賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月1日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた22戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、アデュー2010賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。