ラララウィンパル（2003年生、母レディピーチ）

ラララウィンパル（2003年2月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「鼻歌気分で勝つ友人」。毛色は鹿毛。種牡馬のエリシオ（当時10歳）と交配したレディピーチが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）シンコーファーム。戦績は、中央平地17戦1勝、地方5戦0勝。2005年のエーデルワイス賞(牝G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンコーファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤克己によって430.5万円で落札された。

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

6月25日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るポートジェネラルを強烈な末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

8月7日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、2歳G3の函館2歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

9月3日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

10月20日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入った。

11月12日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた5戦目は、2歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って10着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた6戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着を確保した。

3歳（2006年）

4月30日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月25日、中7週で迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。端を奪い、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

7月1日、連闘で迎えた9戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月28日、約3か月の休み明けで迎えた11戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

12月23日、中7週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2007年）

3月3日、中9週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

4月22日、中6週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

8月4日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 小雨/重）に出走。鞍上は藤岡佑介騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月18日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

5歳（2008年）

3月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、春風特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた20戦目は、かに座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた21戦目は、こぐま座特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月9日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた22戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、さざなみスプリント（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の敢闘精神でゴールまで頑張り、3着を確保した。