ブランジェリーナ（2007年生、母スティンガー）

ブランジェリーナ（2007年2月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「最高のカップル」。毛色は鹿毛。種牡馬のSmarty Jones（当時6歳）と交配したスティンガーが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、地方2戦2勝。主な勝ち鞍は2010年のノベンバーカップ(一般B2)。

経歴

デビュー前

5歳のとき、社台ファームから「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、新冠タガノファームによって598.5万円で落札された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2010年）

1月30日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったヒシラグジャリーにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

2月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

10月2日、約7か月半の休み明けで迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた4戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、みちゃおきいちゃおIBC賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャイニーベストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月13日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた5戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、ノベンバーカップ（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のアドマイヤキャロルをアタマ差振り切ってファンの支持に応えた。

4歳（2011年）

4月9日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から11kg戻して迎えた6戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月30日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 小雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

8月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。6着を確保した。

10月29日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず7着に終わった。