ソングインハート（1986年生、母フアーリドン）

ソングインハート（1986年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のカブラヤオー（当時14歳）と交配したフアーリドンが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）米田牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着1回、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は1990年の一般C2九十。

経歴

デビュー前

大久保勝之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1988年）

10月16日、デビュー戦は中村力男騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中村力男騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた3戦目は、細川英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/不良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

3歳（1989年）

5月13日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で細川英二騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で細川英二騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6月25日、中3週で迎えた6戦目は、石神富士雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

7月16日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石神富士雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、勝ったコバノジェンティーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月5日、中2週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石神富士雄騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石神富士雄騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石神富士雄騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

9月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石神富士雄騎手（5戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず10着に終わった。

11月19日、中6週で迎えた12戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4歳（1990年）

1月18日、中8週で迎えた13戦目は、山崎尋美騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。4着を確保した。

2月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2九十（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎尋美騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のラドンナセイコーに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月12日、中1週で迎えた16戦目は、爽春特別（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山崎尋美騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。