ヒダカアルテミス（2008年生、母セルリアンブルー）

ヒダカアルテミス（2008年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「日高のアルテミス」。毛色は栗毛。種牡馬のアッミラーレ（当時11歳）と交配したセルリアンブルーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）辻牧場。戦績は、中央平地22戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

8月15日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月18日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3歳（2011年）

3月20日、約6か月の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

5月1日、中5週で迎えた5戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。17頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月15日、中1週で迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のオーロラスクリーンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月4日、中2週で迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

9月4日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

10月23日、中6週で迎えた10戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着に入った。

11月5日、中1週で迎えた11戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のシーキングフェイムを半馬身振り切って優勝

12月11日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の柳川特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

4歳（2012年）

1月15日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の壇之浦特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて12着に終わった。

4月21日、約3か月の休養明けで迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。17頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く17着に終わった。

9月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚を失くしてしまい17着に敗れた。

10月8日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は杉原誠人騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

11月4日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、5着を確保した。

11月17日、中1週で迎えた20戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊達特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

5歳（2013年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（5戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。