セイザンスピード（2002年生、母Restraint）

セイザンスピード（2002年4月18日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋スピード。スピード溢れる走りを期待」。毛色は青鹿毛。種牡馬のStormin Fever（当時8歳）と交配したRestraintが5歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦1勝、中央障害1戦0勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

松元茂樹厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2005年）

2月6日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は458kg。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンレモシチーを上がり2位タイの末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

3月6日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

7月16日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の九十九島特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に敗れた。

8月13日、中3週で迎えた4戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

10月8日、中7週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦1勝）。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4歳（2006年）

1月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

2月21日、中6週で迎えた7戦目は、うぐいす特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた8戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。