イイデフューチャー（2011年生、母パレガルニエ）

イイデフューチャー（2011年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋未来」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアドマイヤジャパン（当時9歳）と交配したパレガルニエが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は山岡ファーム。戦績は、中央平地29戦3勝2着2回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2016年の春日山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

北出成人厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

11月9日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月23日、中1週で迎えた2戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、6着を確保した。

12月14日、中2週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

3歳（2014年）

1月13日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサクラヴァローレを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

1月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

7月19日、約6か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた7戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

8月31日、中1週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、コルサーレに交わされて2馬身差の2着となった。

9月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の遠刈田特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットで渋太く末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のキネオダンサーに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月29日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

4歳（2015年）

5月10日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6月13日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したゼンノブレーメンにハナ差届かず2着となった。

8月23日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の英彦山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた18戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の若戸大橋特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

11月14日、中9週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の高湯温泉特別（福島芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月12日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた20戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5歳（2016年）

1月9日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（8戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい14着に敗れた。

5月7日、約4か月の休養明けで迎えた22戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の春日山特別（新潟芝2000m 外回り晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のヤマニンエルフィンに1馬身3/4の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月21日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は幸英明騎手（9戦0勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 小雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（10戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月21日、中9週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

6歳（2017年）

1月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の睦月賞（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松田大作騎手（2戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを5馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は古川吉洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に終わった。

2月25日、中1週で迎えた29戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

7歳（2018年）

2月27日、約12か月の休み明けで迎えた30戦目は、大澤誠志郎騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

3月4日、連闘で迎えた31戦目は、一般A B（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大澤誠志郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

3月13日、連闘で迎えた32戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大澤誠志郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。