カシワズルビー（1990年生、母カシワズステツプ）

Kashiwa's Ruby

1990.05.06

カシワズルビー（1990年5月6日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時9歳）と交配したカシワズステツプが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は柏木 善治。戦績は、中央平地10戦2勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

柳田次男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

9月20日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

3歳（1993年）

4月18日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい7着に敗れた。

5月16日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は減速してしまい12着に敗れた。

6月6日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るコオリナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

6月26日、中2週で迎えた6戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都芝1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のウインドマラドーナに2馬身半の差をつけて制した。

8月8日、中2週で迎えた8戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（2戦1勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5歳（1995年）

11月18日、約27か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。