タイセイマルス（2014年生、母アイノココロ）

タイセイマルス（2014年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ローマ神話に登場する軍神」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバトルプラン（当時9歳）と交配したアイノココロが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、野坂牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、田中成奉によって216万円で落札された。

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

8月6日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3歳（2017年）

3月12日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るノリノリコユキを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

4月8日、中3週で迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた5戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

7月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の栗子特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に終わった。

9月23日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた9戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたトップアドバンス決め手に屈してクビ差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったブレイヴバローズにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

11月18日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に敗れた。

4歳（2018年）

3月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

4月15日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた14戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に敗れた。

8月11日、約3か月半の休養明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月22日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

10月21日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（5戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウミズカゼにクビ差届かず2着となった。

11月10日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（6戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に敗れた。

5歳（2019年）

1月19日、中9週で迎えた19戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったハーグリーブスにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

2月2日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた21戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

4月27日、中9週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、グングンと末脚を伸ばして、最後は2着のクリップスプリンガに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6月30日、中8週で迎えた23戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの猪苗代特別（福島ダート1700m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

8月11日、中5週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの報知杯大雪ハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は荻野極騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。