キャニオンドリーム（2001年生、母チョウカイオバコ）

キャニオンドリーム（2001年3月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時15歳）と交配したチョウカイオバコが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）谷川牧場。戦績は、地方39戦4勝2着4回。2004年の東京プリンセス賞(牝地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、谷川牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。11歳のとき、谷川牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ビッグレッドファームによって535.5万円で落札された。

高岩孝敏厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2003年）

8月13日、デビュー戦は川本裕達騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったマサノイーグルに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月6日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（大井ダート1190m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川本裕達騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったアイファーランランを3/4馬身捉え切れず2着となった。

10月12日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦の芙蓉特別（大井ダート1490m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川本裕達騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

11月3日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のダイアモンドターン賞（大井ダート1390m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で川本裕達騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のコンサートスターをクビ差振り切って初白星を挙げた。

11月25日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦のピラカンサ特別（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で川本裕達騎手（4戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月30日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のオークス（優駿牝馬）（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川本裕達騎手（5戦1勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

3歳（2004年）

1月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦の若獅子特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川本裕達騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

2月13日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの’04桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川本裕達騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

4月10日、中7週で迎えた9戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で川本裕達騎手（8戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月21日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮し、3着に入った。

6月12日、中2週で迎えた11戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

7月24日、中5週で迎えた12戦目は、3歳戦のあさがお特別（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川本裕達騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた13戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のカノープス賞（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したメリーラヴを差し切れず、1馬身差の2着となった。

9月14日、中3週で迎えた14戦目は、観月賞（大井ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は川本裕達騎手（10戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた15戦目は、秋草賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた16戦目は、鷹見浩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた17戦目は、ラストトゥインクル賞（大井ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4歳（2005年）

5月10日、約6か月の休養明けで迎えた18戦目は、ハンデ戦のシューティングスター賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は川本裕達騎手（11戦1勝）。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた19戦目は、アンガールズドリーム賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は鷹見浩騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた20戦目は、夏木立賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦のサンケイスポーツ賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

9月15日、中8週で迎えた22戦目は、サファイア賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、3着に入り込んだ。

10月3日、中2週で迎えた23戦目は、池月・磨墨賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた24戦目は、カストル賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、4着に入り込んだ。

11月15日、中1週で迎えた25戦目は、紅葉賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したルパンにクビ差届かず2着となった。

12月5日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定戦のディセンバー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（5戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のエトワールフルーヴに2馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

12月30日、中3週で迎えた27戦目は、アデュー2005賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で戸崎圭太騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5歳（2006年）

1月18日、中2週で迎えた28戦目は、牝馬限定G3のTCK女王盃（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で戸崎圭太騎手（7戦1勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月3日、中5週で迎えた29戦目は、ブラッドストーン賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で戸崎圭太騎手（8戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月12日、中5週で迎えた30戦目は、アルクツールス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で戸崎圭太騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた31戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で戸崎圭太騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

6月9日、中4週で迎えた32戦目は、アンタレス賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジャックコンドルに1馬身半の差をつけて3勝目を獲得した。

7月9日、中3週で迎えた33戦目は、牝馬限定戦のアストレイア賞（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

8月3日、中3週で迎えた34戦目は、涼風賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた35戦目は、サザンクロス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のモノスゴイをハナ差振り切って雨中の一戦を制した。

9月15日、中3週で迎えた36戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、デイリースポーツ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた37戦目は、牝馬限定地方重賞のTCKディスタフ（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（5戦2勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた38戦目は、’06ムーンライトカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（6戦2勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

11月28日、中2週で迎えた39戦目は、トパーズ賞（大井ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（7戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。