デュークデビル（2004年生、母Soie de Rose）

デュークデビル（2004年5月13日）は、アイルランドで生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「アメリカ、デューク大学のマスコットより」。毛色は鹿毛。種牡馬のDanetime（当時10歳）と交配したSoie de Roseが17歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方5戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の一般C19。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

4月22日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月16日、中7週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

9月30日、中8週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

4歳（2008年）

2月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた6戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C19（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のクリスタルシンガーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

3月14日、中3週で迎えた7戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた8戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヤマノコスモスに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

12月10日、約8か月半の休み明けで迎えた9戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に敗れた。

12月31日、中2週で迎えた10戦目は、一般C13（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

5歳（2009年）

3月14日、中9週で迎えた11戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の桑名特別（中京芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスペシャルポケットに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

3月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の刈谷特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

4月25日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の伏拝特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。