ユーコーフォワード（1984年生、母フラシユープチー）

ユーコーフォワード（1984年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリアルム（当時17歳）と交配したフラシユープチーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は合資会社南部牧場。戦績は、中央平地11戦1勝2着2回、地方21戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

8月9日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は418kg。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、ゲイリープリマに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田村正光騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

3歳（1987年）

6月6日、約9か月半の休み明けで迎えた3戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

7月5日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で谷中公一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1000m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で谷中公一騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ダイナポシェットに交わされて3馬身半差の2着となった。

8月2日、連闘で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で谷中公一騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のセントサカエに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月5日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で谷中公一騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で谷中公一騎手（5戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に敗れた。

4歳（1988年）

1月30日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

2月13日、中1週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた10戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

2月20日、連闘で迎えた11戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉沢宗一騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

5歳（1989年）

4月25日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた12戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、一般D（帯広ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。10着に敗れた。

5月3日、連闘で迎えた13戦目は、山下信雄騎手を鞍上に迎えて、一般D（帯広ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた14戦目は、一般D（帯広ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下信雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた15戦目は、一般D（帯広ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山下信雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた16戦目は、一般D（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下信雄騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた17戦目は、一般D（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山下信雄騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた18戦目は、一般D（岩見沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山下信雄騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般D（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山下信雄騎手（6戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1990年）

3月3日、約7か月半の休み明けで迎えた20戦目は、野元博実騎手を鞍上に迎えて、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた21戦目は、河津徳幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

7歳（1991年）

1月4日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、土井道隆騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月14日、中0週で迎えた23戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は野元博実騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。3着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた24戦目は、間延夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったハヤテトウカイから4馬身差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた25戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で間延夫騎手（1戦0勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月25日、中1週で迎えた26戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で間延夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のニツトウカリムに4馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

3月11日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で間延夫騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイヤクシンから1馬身差の2着に敗北した。

4月15日、中4週で迎えた28戦目は、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で間延夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のノースクエストに4馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

5月5日、中2週で迎えた29戦目は、三井邦夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のソニーキングに1馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

9月22日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた30戦目は、大島静夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大島静夫騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大島静夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。9着に敗れた。