ユウギリジョウ（2014年生、母イチノヤジョウ）

ユウギリジョウ（2014年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「夕霧＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時14歳）と交配したイチノヤジョウが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地康弘。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方3戦3勝。主な勝ち鞍は2017年の好きです!笠松競馬。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月9日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

12月17日、約4か月半の休み明けで迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

3歳（2017年）

4月8日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたモズカタクラ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

6月25日、中8週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

8月5日、中5週で迎えた7戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり16着に敗れた。

9月13日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルバニアラブに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月19日、連闘で馬体重を前走から7kg絞って迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のザッツアモーレに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

10月13日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、3歳戦の好きです!笠松競馬（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本剛志騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のドナペリドットに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

12月3日、中6週で馬体重を前走から34kg絞って迎えた11戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪い、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

4歳（2018年）

3月11日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

4月8日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

8月26日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。