ウォーターセレネ（2005年生、母ウォータームーン）

ウォーターセレネ（2005年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシア神話の月の女神」。毛色は栃栗毛。種牡馬のマリエンバード（当時8歳）と交配したウォータームーンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は上村清志。戦績は、中央平地39戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の若戸特別(500万下)。

経歴

デビュー前

田所秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

9月17日、デビュー戦は長谷川浩大騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。18頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

10月7日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川浩大騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入った。

10月28日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川浩大騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月11日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川浩大騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

12月2日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷川浩大騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3歳（2008年）

1月5日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で長谷川浩大騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で長谷川浩大騎手（6戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に敗れた。

6月8日、約4か月半の休み明けで迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に敗れた。

7月12日、中4週で迎えた9戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた10戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のパールグレイピアスをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

12月27日、中5週で迎えた13戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の長良川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたラヴォランテ決め手に屈してクビ差の2着となった。

4歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 小雪/良）に出走。鞍上は3戦連続で芹沢純一騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

2月14日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で芹沢純一騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

5月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

6月6日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

6月14日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマヤノゴクウを半馬身振り切って制した。

8月2日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の若戸特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のプルシアンオリーブをアタマ差振り切って3勝目を手にした。

8月30日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（5戦3勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（6戦3勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したキタサンチーフにクビ差届かず2着となった。

10月4日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（7戦3勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（2010年）

9月4日、約11か月の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井学騎手（8戦3勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井学騎手（9戦3勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

12月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた26戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井学騎手（10戦3勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

6歳（2011年）

9月19日、約9か月半の休養明けで迎えた27戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の美作特別（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は11戦連続で酒井学騎手（11戦3勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

10月15日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の堀川特別（京都芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた29戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

7歳（2012年）

6月23日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の京橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（12戦3勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

10月21日、約4か月の休み明けで迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の北野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は国分恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上1000万下（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は酒井学騎手（13戦3勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、非常に遅いペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（14戦3勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（15戦3勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（16戦3勝）。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8歳（2013年）

3月30日、約3か月の休み明けで迎えた36戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（17戦3勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

6月8日、中9週で迎えた37戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三田特別（阪神芝2200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

7月28日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた38戦目は、菅原隆一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の北洋特別（函館芝1800m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

8月31日、中4週で迎えた39戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の報知杯大雪ハンデキャップ（函館芝2000m 雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。