エリモツインクル（1995年生、母エリモアイリス）

エリモツインクル（1995年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のオールドヴィック（当時9歳）と交配したエリモアイリスが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地29戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は1999年の紫野特別(900万下)。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

2月1日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた3戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中京芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で金折知則騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したブライダルスイートに半馬身届かず2着となった。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

4月26日、中1週で迎えた6戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったマキシマムプレイズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマルカサイクロンを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

10月11日、約5か月の休み明けで迎えた8戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の桑折特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の相馬特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のルシエルを半馬身振り切って勝利をモノにする

11月21日、中2週で迎えた10戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の福島放送賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた11戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月27日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の江坂特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4歳（1999年）

1月31日、中4週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

2月21日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の恋路ケ浜特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた15戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の野麦峠特別（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に敗れた。

4月11日、中4週で迎えた16戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の紫野特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウララパープルに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月8日、中1週で迎えた18戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは18番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

5月29日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上1600万下のパールステークス（中京芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

6月26日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、伸びてきたタイガーチャンプ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

7月17日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上900万下の日南特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

8月8日、中2週で迎えた22戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の西海賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

9月12日、中4週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトキオジュリアに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月25日、中1週で迎えた24戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

10月23日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず10着に敗れた。

11月14日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月5日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、G.モッセ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の’99ゴールデンホイップトロフィー（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では物凄い伸び脚で急追したが、抜け出したミスズシャルダンにアタマ差届かず2着となった。

12月25日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上1600万下のクリスマスキャロルステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2000年）

1月16日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。