ディアコトミ（2007年生、母セカンドチャンス）

ディアコトミ（2007年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時10歳）と交配したセカンドチャンスが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地21戦1勝。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

8月15日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に終わった。

9月20日、連闘で迎えた4戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

11月21日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた5戦目は、2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

3歳（2010年）

1月17日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

1月30日、中1週で迎えた7戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月13日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のタマモメロディをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

3月6日、中2週で迎えた9戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

3月13日、連闘で迎えた10戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

5月29日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず最後はクリムゾンシップと並んで11着同着となった。

6月6日、連闘で迎えた15戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

9月18日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

9月26日、連闘で迎えた17戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 小雨/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

10月3日、連闘で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

11月20日、中6週で迎えた19戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

4歳（2011年）

1月29日、中9週で迎えた20戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

3月27日、中7週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。