エヒテンヴィーゼ（2003年生、母Irish Class Miss）

エヒテンヴィーゼ（2003年4月7日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「真実の＋野原（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のLangfuhr（当時11歳）と交配したIrish Class Missが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地19戦1勝2着2回、中央障害20戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

7月2日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月24日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

10月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 小雨/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では稲妻のようなを繰り出し、3着に入り込んだ。

11月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したエイワナギを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月26日、連闘で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

3歳（2006年）

1月5日、中5週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったセレスケイに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

1月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のコスモギャザーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月4日、中5週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

3月25日、中2週で迎えた10戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

6月24日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

7月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた13戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

12月2日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた15戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート2400m 晴/重）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

4歳（2007年）

2月24日、中9週で迎えた16戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず13着に終わった。

10月14日、約7か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

10月28日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

5歳（2008年）

3月22日、約5か月の休み明けで迎えた19戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月27日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で18番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず17着に終わった。

8月30日、中4週で迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で金子光希騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた22戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったジュラナスリングから7馬身差の2着となった。

6歳（2009年）

4月11日、約7か月の休み明けで迎えた23戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月30日、中6週で迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月4日、中4週で迎えた25戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/重）に57kgの軽斤量で出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた26戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月12日、中5週で迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のムーンレスナイトに2馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

11月1日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（4戦1勝）。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

7歳（2010年）

3月7日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 雨）に出走。鞍上は金子光希騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた30戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で金子光希騎手（4戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた31戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月5日、約4か月の休養明けで迎えた32戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月9日、中4週で迎えた33戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 雨）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（6戦1勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

11月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（7戦1勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

8歳（2011年）

5月1日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で江田勇亮騎手（8戦1勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で江田勇亮騎手（9戦1勝）。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月2日、中3週で迎えた37戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4260m 外回り曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は金子光希騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

9歳（2012年）

3月24日、約9か月の休み明けで迎えた38戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は江田勇亮騎手（10戦1勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で江田勇亮騎手（11戦1勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。