エスジーペガサス（1994年生、母Pacific Princess）

エスジーペガサス（1994年4月17日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時10歳）と交配したPacific Princessが22歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地20戦2勝2着3回、中央障害4戦0勝、地方4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1997年）

6月15日、デビュー戦は松本達也騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は448kg。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトキオケリーダを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

7月26日、中2週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月14日、中6週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で松本達也騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

9月28日、中1週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

4歳（1998年）

5月24日、約8か月の休み明けで迎えた6戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の六日町特別（新潟ダート1200m 雨/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったスギノガルチを3/4馬身捉え切れず2着となった。

6月6日、中1週で迎えた7戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた8戦目は、セラミーカップ（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は松本達也騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフレンチフィールドを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中2週で迎えた9戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、抜け出したイアラガディスにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月25日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るイアラガディスを豪脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて優勝

8月23日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月29日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（5戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた14戦目は、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（6戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（1999年）

5月25日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた16戦目は、あじさい賞（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は柿元嘉和騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンプルマンを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を収める

6月20日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の城崎特別（阪神ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下の岩室特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は松本達也騎手（7戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したキーゴールドを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

8月29日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（8戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

9月25日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（9戦1勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

6歳（2000年）

5月21日、約8か月の休み明けで迎えた21戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の相模特別（東京ダート1400m 曇/重）に出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下の城崎特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（10戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（11戦1勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に終わった。

7月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（12戦1勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

11月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた25戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7歳（2001年）

7月7日、約7か月の休養明けで迎えた27戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた28戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。