トラストルシファー（2012年生、母ティエッチグリーン）

トラストルシファー（2012年5月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋堕天使の長、悪魔」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時18歳）と交配したティエッチグリーンが17歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、中央平地16戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋文雅厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

8月9日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

9月13日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、6着に終わった。

10月26日、中5週で迎えた3戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（2戦0勝）。17頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

3歳（2015年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

3月28日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったシリーシンフォニーにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

5月31日、中8週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したブリエアヴェニールにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月27日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハマギクを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

8月9日、中5週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた9戦目は、3歳以上500万下の月岡温泉特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

9月12日、中4週で迎えた10戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

11月14日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1800m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

4歳（2016年）

2月21日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のピエールドリュヌに1馬身1/4の差をつけて勝利をモノにする

3月6日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

4月9日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（5戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月15日、中4週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下のテレ玉杯（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（6戦2勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

6月18日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。競走中止となった。