フリートアドミラル（2004年生、母リキアイメガミ）
Fleet Admiral
2004.03.08
フリートアドミラル（2004年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海軍元帥。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時20歳）と交配したリキアイメガミが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地19戦5勝2着1回、地方15戦1勝2着1回。2009年の大沼ステークス(オープン ハンデ)で2着に入った他、2009年の名鉄杯(オープン ハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
当歳のとき、矢野牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。
ユニオンオーナーズクラブにて総額1,470万円（7.35万×200口）で一口馬主が募集された。
池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（2007年）
2月24日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のダイワバンデラスをクビ差振り切って初白星を挙げた。
10月13日、約7か月半の休養明けで迎えた2戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
11月4日、中2週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のツルマルローレルに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。
4歳（2008年）
2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジャンバルジャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて優勝
3月16日、中4週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の甲南ステークス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。
4月19日、中4週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の総武ステークス（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。
9月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、3歳以上1000万下の鳥取特別（阪神ダート2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアドマイヤレグルスに4馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。
11月16日、中8週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた8戦目は、3歳以上1600万下の東北ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のアルバレストに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
12月13日、中3週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、ベテルギウスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。
5歳（2009年）
1月11日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンの名鉄杯（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。
3月8日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、仁川ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。
7月4日、約4か月の休養明けで迎えた12戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、アドマイヤスバルに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。
7月19日、中1週で迎えた13戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、マリーンステークス（札幌ダート1700m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。
10月31日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に敗れた。
11月21日、中2週で迎えた15戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、トパーズステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。
12月26日、中4週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。
6歳（2010年）
2月13日、中6週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。
6月12日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。
8月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのしらかばステークス（札幌ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。
11月4日、中9週で迎えた20戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、日胆農協青年部“絆”特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したマチカネノワキにアタマ差届かず2着に甘んじた。
11月17日、中1週で迎えた21戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、五稜郭特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアラベスクシーズに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
7歳（2011年）
2月16日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた22戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、S2の金盃（大井ダート2000m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。
5月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、Jpn2のダイオライト記念（船橋ダート2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。
8歳（2012年）
8月22日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた24戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、日高建設協会特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。
9月19日、中3週で迎えた25戦目は、BTC利用者振興会特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒沢愛斗騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。
10月18日、中3週で迎えた26戦目は、地方重賞の瑞穂賞（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で黒沢愛斗騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。
11月1日、中1週で迎えた27戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、日高町獣医師会特別（門別ダート1800m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。
11月15日、中1週で迎えた28戦目は、地方重賞の道営記念（門別ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は黒沢愛斗騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。
12月23日、中4週で迎えた29戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、もみの木賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。
9歳（2013年）
1月6日、中1週で迎えた30戦目は、九州オールカマー（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。
1月27日、中2週で迎えた31戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、鶴見岳特別（佐賀ダート2000m 雪/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。
2月10日、中1週で迎えた32戦目は、春寒賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は真島正徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。
2月23日、中1週で迎えた33戦目は、セントポーリア賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。
3月17日、中2週で迎えた34戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞のはがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 雨/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。