パープルカフェ（2003年生、母パーベック）

パープルカフェ（2003年4月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「紫＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のVettori（当時11歳）と交配したパーベックが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地36戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年のグリーンチャンネルカップ(500万下牝)。

経歴

デビュー前

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

9月19日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

11月26日、中7週で迎えた3戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

3歳（2006年）

1月7日、中5週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、4着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で小島太一騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したリトルブレイブに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山芝2000m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小島太一騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

3月4日、連闘で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で小島太一騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

4月8日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で小島太一騎手（6戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5月21日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で小島太一騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月24日、中4週で迎えた11戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小島太一騎手（8戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

8月19日、中4週で迎えた13戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月23日、中4週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小島太一騎手（9戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゴールドシューズに1馬身3/4の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月12日、中6週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉永護騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

4歳（2007年）

4月1日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月21日、中2週で迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小島太一騎手（10戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月29日、中9週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の糸魚川特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（11戦1勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

9月1日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（12戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったタガノグラマラスに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

9月23日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下のグリーンチャンネルカップ（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太一騎手（13戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のギーニョをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

10月13日、中2週で迎えた22戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で小島太一騎手（14戦2勝）。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝2000m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で小島太一騎手（15戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5歳（2008年）

2月9日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の皿倉山特別（小倉芝2600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で小島太一騎手（16戦2勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

4月5日、中7週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小島太一騎手（17戦2勝）。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

5月25日、中6週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の葉山特別（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で小島太一騎手（18戦2勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

8月31日、約3か月半の休み明けで迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で小島太一騎手（19戦2勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

10月18日、中6週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で小島太一騎手（20戦2勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

11月22日、中4週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉永護騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着を確保した。

6歳（2009年）

1月4日、中5週で迎えた30戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小島太一騎手（21戦2勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の初茜賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太一騎手（22戦2勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太一騎手（23戦2勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

6月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太一騎手（24戦2勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は脚色が鈍り16着に終わった。

6月21日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の雄国沼特別（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で小島太一騎手（25戦2勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下のサロベツ特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた36戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小島太一騎手（26戦2勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。