カシマストロング（2007年生、母カズノマーベラス）

カシマストロング（2007年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋強い」。毛色は鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時10歳）と交配したカズノマーベラスが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）中山牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

10月18日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサベラージュに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月14日、中1週で迎えた3戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた4戦目は、2歳500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.クラストゥス騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でA.クラストゥス騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3歳（2010年）

1月5日、中1週で迎えた6戦目は、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でA.クラストゥス騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず13着に敗れた。

2月7日、中4週で迎えた7戦目は、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月16日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したサトノジューオーを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて17番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、6着に終わった。

9月25日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のレッドヴァンクールをクビ差振り切って2勝目を手中に収めた。

11月27日、中8週で迎えた11戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の2010エクセレントジョッキーズトロフィー（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた12戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の千葉テレビ杯（中山芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

4歳（2011年）

1月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の初凪賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた14戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したトウショウゲームを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2400m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリバティバランスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月23日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート2100m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に敗れた。

6月25日、中8週で迎えた18戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の奥尻特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

8月13日、中6週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、逃げるマイネルトレースを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。